東北被災地視察研修プログラムに参加しました
2012年10月5日(金)~10月7日(日)の3日間をかけて、復興に向けて頑張っている東北被災地をめぐる視察研修プログラムに参加しましたのでご報告致します。
復興に向けて前へ前へと進む東北
まず、2011年3月11日に発生した東日本大震災と大津波で被害に遭われ、お亡くなりになられた方々、ご家族に心よりにお悔やみを申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている方々、ご家族にお見舞いを申し上げます。
今回の被災地の視察において私たちが向かったのは、宮城県女川町。女川町では、震災による建物被害約は3,300戸(全壊、半壊)に上っており、現在、仮設住宅の戸数は約1,300戸との事です。
。女川町に入って、まず最初に目についたのは、被災した家屋等は片づけられおり、跡は更地になっていたことです。震災から1年半経っていますから、目の前の風景が当たり前ではあるのですが、テレビや新聞でみた被災直後の映像が眼に焼き付いていただけに、「どれだけの苦労と悲しみ、そして努力があったのかな」と感じる場面でした。
![]() ▲ 今もなお、がれきの撤去がすすめられている |
![]() ▲ 大震災の爪痕が大きく残る写真 |
がれき撤去が進むなか、私たちが次に向かったのは、高政女川本店「万石の里」の工場見学です。こちらは創業昭和12年の老舗の蒲鉾工場で、やはり震災では大きな影響を受けましたが、今では、業界初となるオール電化(二酸化炭素排出ゼロ)万石工場の稼動とともに、新鮮な蒲鉾を提供する女川本店を新たに開店されるまでに至っています。
「万石の里」では、本店限定の蒲鉾や詰め合わせをはじめ、本店ならではのアツアツの焼き立て、揚げ立ての蒲鉾を販売。 笹かま焼きの体験コーナーや万石工場の見学など、女川復興へ向けた第一歩を踏み出されていました。
![]() ▲ 工場の様子 |
![]() ▲担当者より説明を聞く一同 |
復興が進むにつれ、現地での活動は徐々に変わってきていますが、何よりも今私たちが考えなければならないことはあの震災を忘れずに、学び・伝えて、そして「今何ができるのか」を考えることではないでしょうか。まずは地元企業が復興すること、地域での経済が活性化することが復興への大きな一歩となります。
また旬の味覚を食べること、行く先々でのお買い物、そして、地域の人々との心の触れ合いが復興支援に繋がります。
今回は、被災地の方々と直接触れ合ったり、世界遺産をみたり、など大変貴重な体験をいたしました。
私たち社員一同、今後も自分たちは何ができるのかをじっかりと考え、引き続き復興支援に取り組んでまいります。
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