Contest 作文コンクール
「第15回 外国人技能実習生日本語作文コンクール」優秀賞
- プロフィール
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- 名前:レー ティ タイン ヒエウさん
- 職種:電子機器組立て
- タイトル:「お礼とお詫びの意味」
2022年11月14日技能実習生として、日本へ来ました。当時私はまだ19歳の女の子で、日本に来て勉強し、良い仕事をし、たくさんのお金を稼ぐことを願って、青春時代の抱負と夢を胸に抱いていました。私はあまり経験したことがありませんし、人生経験もあまりありません。私はもうすぐ21歳になるので、1年以上日本にいて、日本語と仕事以外にも人生でかなり多くのことを学んだと思います。私にとって一番意味のあることの1つは、ごめんなさいとありがとうという言い方です。謝ったりお礼を言ったりするのは簡単だと思われるかもしれませんね。でも今の慌ただしい世界では、周りで起こった些細なことにお礼を言うのを忘れて育った子供がいるような気がします。私自身の例ですがベトナムにいた時にお店で食事をした時に料理が出てきた時にそれを当たり前だと思ってお礼を言いませんでした。誰かにちょっとしたことを注意されたり、お世話になったりした時も、必要ないと思ってお礼は言いません。日本に来て驚いたのは、道を譲ってもらったとか、荷物を拾ってもらったとか、些細なことでもお礼を言う人が多いことです。お礼を言われた時には気分もだいぶ良くなった気がしたのでそれ以来お礼をもっと言うように心がけています。お礼だけでなく、お詫びも日本人はとても誠実に言います。彼らが何か悪いことをした時、大きくても小さくても、最初にすることは謝ることです。日本に来たばかりの頃に、何か間違ったことをしたらまず報告して謝るように教えてもらいました。まずすべてを理解していない思春期の女の子として、謝ることはとても恥ずかしいことだと思っていたので、周りの人に謝ったりお礼を言ったりすることはあまりありませんでした。しかし、謝罪とお礼を言うことは、コミュニケーションや仕事に大いに役立つこと、そして自分の過ちを受け入れて正すことができるのはとても良いことだと、だんだんと分かってきました。自分の考え方が未熟なために、愛する人たち、特に両親に謝罪と感謝を言うのを忘れてしまう若者がまだたくさんいると思います。成人式の日に社長に言われたのを覚えています。寮に帰ったら両親に電話して、私たちを生んでくれたことと、日本で働かせてくれたことに感謝しなさい。それ以来、母の誕生日など特別な機会には毎回、心からお礼を言っています。私の話のように、私たち一人一人が成長する過程で多くの教訓を学び、より良い方向に変化していくことを願っています。